作成日: 2023-5-4
更新日: 2023-9-28
Vercel Storageとは、Vercelで利用できるサーバーレスなストレージサービスで、2023/5/1に新たに利用できるストレージサービスが追加されています。
今回は新たに追加されたストレージサービスについて解説します。
Vercel Storageで今回リリースされたのは、
の3つです。
Vercel KVは、Redisの機能を提供しており、JSONデータの保存と取得を可能にしたストレージサービスです。
デフォルトでは、シングルリージョンで提供されていますが、複数のリージョンにレプリケートすることも可能です。
Vercel KVは、インメモリデータストレージシステムであるRedisをベースにした、マネージドデータベースサービスを提供するUpstashとのパートナーシップによって運営されています。
このパートナーシップ運営により、
になっています。
Vercel KVは現在(2023/5/4)Hobby、Proプランの双方でBeta版が利用可能となっています。
Vercel PostgresはサーバーレスなSQLデータベースサービスです。
ORMを使うこともできます。
Vercelダッシュボードから作成可能で、Postgres SQLのバージョン15でDBが作成されます。
DBを作成する際は、Edge Function等と同じリージョンで作成しないとパフォーマンスに影響があります。
DBを作成後にリージョンの変更はできません。
Vercel PostgresはフルマネージドなサーバーレスPostgresを提供するNeonとパートナーシップ運営しています。
このパートナーシップ運営により、
になっています。
Vercel Postgresは現在(2023/5/4)Hobby、Proプランの双方でBeta版が利用可能となっています。
Vercel Blobはグローバルネットワーク経由でファイルのアップロードと提供が可能です。
Amazon S3のような機能が提供されています。
Vercel Blobは現在(2023/5/4)Beta版が利用可能ですが、WaitListへの登録が必要となっています。
Beta版では、EdgeまたはServerless Functionを使用してWebブラウザからアップロードする場合、最大4MBまでアップロードすることが可能です。
スクリプトを使用してバックエンドで行われる場合(例えば、ビルドステップ中)、サイズ制限はありません。
Vercel Storageの料金体制や制限については、以下記事でまとめています。